NPO Ki Afrikaスタッフによるブログです。
Profile
Search this site.
Key word
ケニア、スタディツアー、自立支援、NPO、NGO、アフリカ、海外支援、ボランティアインターン
MOBILE
qrcode
Others
<< 失って気づくこと | main | ボランティアインターン体験レポートその4 >>
ボランティアインターン体験レポート その3
 上林恵理子

今回ボランティアインターンに参加して、
NGOの活動というものが、
非常に泥臭いということがよくわかりました。
支援した子供の数だけ展開される、
ヒューマンドラマの繰り返しです。
私たちは、学校が作られればその卒業生の数のぶん、
社会の教育水準が上がると思い込みがちですが、
実際にはそうではないのですね。
目前の一人の子供を救うことにどれだけの意味があるのか、
という疑問と戦いながらそれでも地道にやり続けるしかない。
見捨てるわけに行かないし、一挙に解決する方法もないでしょう。
私の場合、キ・アフリカと関連する施設しか回ってないので、
比較対象となる他の団体を知らないため、
一概には言えないかもしれませんが。
ケニアの社会制度を変えない限り、
一人ひとりを救い上げていっても
その効果は微々たる物に過ぎないのも確かです。
物事は早急に進みません。
けれど目前の問題に手一杯になり、
国全体もしくは国際社会全体のの根本問題を見ることを忘れると、
気がついたら何十年たっても事態は変化していない
ということになりかねないでしょう。
数日間滞在型の体験ができたことで、
ケニア人の考え方や感じ方に接せられたことも
大きな収穫でした。
これはキ・アフリカの企画ならではと思います。
気候や歴史的背景が違うと根本概念が
恐ろしく変わるのですね。
私はその一つ一つの発見は、とても楽しいものでした。
そして支援活動のあり方というのは、
最初から最後まで、”人”に尽きるのだなあ、
とひしひしと感じました。
どれだけ素晴らしい計画でも、
実行者に問題があれば失敗するし、
同じ理念を掲げてやり方が一緒でも、
成功できる人とそうでない人がいるでしょう。
支援される側の性格によっても、
支援の方法を変えなければならない、
ということも理論ではなく肌で感じました。
現在のケニア人の性格が、社会の欧米化に伴い、
どう変化していくのかを見るのが楽しみです。
でも日本人の考え方というのも世界から見れば
少数派であるのですよね。
今回出会った、キ・アフリカが支援している
少女たち(私と同世代も含む)、がすっかり好きになったし、
ケニア世話をして下さった方々も本当に親切でしたので、
是非近いうちにまた訪れたいと考えています。
あわよくばケニアで働きたいとすら考えますが、
何が自分にできる最大のことかをじっくり考えて、
結論を出そうと思います。
お金を作るなら日本にいて弁護士になったほうが断然得です。
ただしお金だけ出して現地に任せきりにすることは
効率が悪いことも今回学びました。
できれば自分も汗をかきたいです。
少なくとも今回のケニア行きの前にはただ
漠然としていた将来が、お陰で具体的な形になってきました。
私は数あるインターンの中からキ・アフリカを選んで
本当によかったと思います。
学生向けに本当にたくさんのボランティア企画、
スタディツアーが存在するのです。
けれどそれらは学生向けに整備されすぎていたり、
団体行動だったり、
実際の苦労を見ぬままに終わってしまうものが多、
て気に入りませんでした。
遊び気分では参加しないでほしい、
という真剣さが私の気をひいた理由です。
実際にはスタッフの方々の気遣いは大変すばらしいものでした。
また、ケニア社会の一部に放り込んでくれたことに加え、
NGOの方々に溶け込ませてくれるところも、
大きな魅力だと思います。
ただし、日本にはさまざまな学生がいて、
キ・アフリカのインターンに今まで参加した学生はその一部ですので、
今まで来た学生の例を一般化して考えることは不能ですよね。
これを私のように楽しむ人もいれば、
もう少し快適さを求める人もいると思います。
全ての人の要求にかなうプランなど存在しないので、
たとえ苦情があっても「これがケニアだ」と
がんばって毅然とした態度を貫いてほしいです。
現地スタッフの方々はあまりにいい人ばかりなので、
気をもみすぎるのではないかと心配です笑。
ぜひキ・アフリカのボランティアインターンを
多くの人に知ってもらいたいです。
規模が拡大するにつれ、特徴である柔軟性や冒険性が
失われるのではないかということが心配ですが・・・。
本当に応援してますのでがんばって下さい。
女の子達の成長振りを聞くことを楽しみにしています!!

上林
※サイディアフラハ卒業生のルースと上林さん。
ルースは日本からのオーダーで製作したドレスを試着。
| ボランティアインターン | 07:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック